奇跡のユニット

catwhiskerはtongとmezzoによる2名体制のサークルですが、本サイトのプロフィールにもあるように奇跡のユニットです(と、自ら言うのもなんですけど)。

数年前に某所のチャットで出会い、tongの作ったFlashコンテンツに私が興味を持ち、そこから共同制作を始めたのがこのサークルの原点。チャットやメールでやり取りをしながら制作を進めているうち何かピンと来たのか、互いの嗜好をカミングアウトし始めるようになりました。話がだんだん深いところにまで及ぶと、2人とも他人から理解されない特殊な嗜好というか性癖を持っている上、その共通項が非常に多いという「奇跡的な一致」に気づくことになります。そして耐えかねて作ってしまったのがこのサークルなのです。

またそれだけでなく、もう一つ奇跡的なのは互いに足りないものを補完し合える点。自分たちが十数年と思い描いていながら技術上実現できなかったことが、共同作業によって軽くハードルを越えてしまうことが出来てしまったのです。とはいえ単なる依存関係にないところもまた凄いところ(だから自ら略)。2人とも他人にも自分にも厳しい人なので、ハッキリものを言う上に相手に求めるスキルが半端ないのです。ですが2人ともスキル上でクロスオーバーしている部分も多いので、もし他の人だったら理解させるのに小一時間かかるところを2、3言で済ませられます。私もときどき打ち合わせをしていて「何でこれで通じんだよ」「テレパシーか?」と思うことが多々ありますが、恐らくtongも同じようなことを思っているでしょう。

吾妻ひでお風

さらに奇跡的なことはお互い「中年」であるというタイミング。たびたび自分で言うのも何ですが2人とも我が強く、頑固な上に偏屈で理屈っぽい。今でも納得できないことについては、時としてチャット上でナイフを振り回すような激論を交わすときがあります。ですがその場合でも人間が円くなったおかげで辛うじて均衡を保てるわけです。もし我々が二十代の頃に組んでいたら数ヶ月もしないうちに「方向性の不一致」でケンカになって解散していたでしょう。

何にせよ出会ったきっかけやタイミング、その他もろもろを含めても奇跡としかいいようのないユニット(略)。近い将来、エロゲの歴史を塗り替える奇跡の作品が生まれるんじゃないかと思っていたりします…と、どんだけ自画自賛するんでしょうか(笑)。どうも手前味噌ですみません。


萌えとリアリズムの狭間に

はっきり言うと私の絵は萌え要素がないと自覚しています。うっかりすると「フランドル絵画」と評されてしまう程のリアル志向の絵に傾いてしまう訳ですが、自分では萌え萌えキュンキュンするような絵を描こうと思って試行錯誤していたりします。

でも譲れない部分もかなりあります。その中でも特にこだわるのは質感。「ぷにっ」とか「ぬるっ」とか「ぬちゃっ」とかの擬音が聞こえてきそうな、画面に手を突っ込んだら触れるような、その場の空気の温度や湿度、体温や臭いを感じられるような、そんなリアリティだけは崩したくないと考えています。というかそこが私のできる精一杯じゃないかと思いますので。


青い鳥はあなたの近くにいるのです。(あるいは入力判定の方法を考えてみる)

FlashPlayerでのマウス入力の判別は当方も研究中で「これが最適」と言うのが見つかっていないのが現状です。(もっと便利な方法があるのだよと言う方が居れば教えて頂きたいです。)
研究中とは言え一応「この方法を採用する」と言うのが見つかっては居るのですが、それを説明する前に「そこに至る逡巡」を説明してみたいと思います。


サークル名の由来

今回はcatwhisker(キャットウィスカー)という名前の由来について。

tongとmezzoの共通項として猫好きというのもありますが、命名自体はこのサークルがtongとの2人体制になる前から私がしていたと思います。mezzoは家でも多頭飼いしているほどの猫好きですので、猫にまつわる名前にしたいと辞書を引きまくった覚えがあります。

直訳すると「猫ヒゲ」となりますが、英和辞典によるともう2つ意味があります。1つは草花の名称、もう1つは電圧計などのメーターの針のこと。cat’s whiskerと2語に分ける方が一般的なようですが、名前として1語でスッキリさせるためにくっつけました。

植物の方は猫のヒゲ状に細長い花をつける和名「ネコノヒゲ」ですが、こっちはサークル名とは関係ありません。後者のメーター内で左右にビュンビュン触れる細い針の方。こっちが実を言うとアレとかけてます。ウチの作品で針を振り切るぐらい感じてビュンビュンしてくれればなぁ、という願いというか希望というか野望というか、そんなものを織り込んでいるわけです。絵で想像するとアレですが。

あと本来の意味である「猫のヒゲ」は猫にとってセンサーのような役割を持っているとのこと。ヒゲの両端の幅が体の幅と一致しているため、狭い場所を通過する際の物差しになっているそうです。それに片方だけ切り落とすと何故かバランスを失ってフラフラするとか。意外に重要な器官らしいです。

そんなところからニッチなニーズに敏感に反応しつつ、我々の身の丈に合った物を作り続けるという意味を持たせようかとも思いましたが、思いっきり後付けです。


流れ行く刻(とき)の彼方に(第六回)

前回のあらすじ

制度疲労と限界が見えてきた相対性理論のブレイクスルーを求めて、ようやく宇宙の中心にたどり着いた私
しかし、待っていたものはブレイクスルーではなく本当の破壊だった。
「ははっ、これから始まるのが本当の破壊の始まりの始まりの終わりの始まりなのだよ」と●三つで描けるキャラ似の宇宙大魔王。
慇懃な侮蔑交じりの言葉に、拳を握り締める私なのであった・・・