月: 2011年2月

肌の質感

前回偉そうに材質感について語りましたが、肌の塗りについては試行錯誤。絵柄が絵柄なんでアニメ塗りとかギャルゲ塗りにはほど遠いんですが、でもやはり参考にするのは実はその辺だったりします。触って撫でて揉んでむにむにしたくなるプニプニ感が理想なんですが、なかなか難しいです。

今回 H.H.G は前作の乙牝より明るめのえっちを目指してますので、肌色を若干明るめにするよう心がけています。しかしそこが非常に難しい。明るくすればその分使える色調のコントラストの幅が狭まるので立体感や遠近感が乏しくなりがち。おかげで最近は Photoshop のショートカット Ctrl+U (色調補正)と Ctrl+L (レベル補正)を覚えてしまいました。

最近ちょっと風邪引いてしばらく作業できなかったんですが、がんばるぞっ。


材質感

3Dグラフィックをやっている人ならば「テクスチャ」という言葉を使う方が通りがいいと思いますが、「材質感」は絵をリアルに見せるために重要なポイントの一つです。


息切れ

最近ペースが上がったかなと思ったら、ちょっと息切れ。若くはないので色々不調な所が出るのは仕方ないのですが、それにしても衰えたものです。

とはいえ昔描けなかったものが描けるようになったり、描き込みも落ち着いてできるようになったのは年の功なんでしょう。昔自分が描いた絵を見ると勢いだけでごまかしてる感じがよくわかります。一応それなりに画力はアップしてるんでしょうね。でも葛飾北斎は75歳を過ぎて「画狂老人卍」と名を改め、画力の向上に余念がなかったそうですから、まだまだ私なんぞ若輩者もいいところなんでしょう。疲れたなんて言ってられませんね。

そんなわけでちょっと休んだのでまた頑張ります。


微調整

私は元々女の子を描くのが苦手。それにロリな女の子は頭身のバランスが難しいです。なので描くたびにバランスが変わってしまいます。ようやく全CGの基本絵の着色に取り掛かれたので、現在は全CGの体や顔のバランスを見直しているところです。とはいえ足掛け1年以上にもなるので古い絵はまるで他人の顔になっていて、ほとんど描き直しになっているものも。つくづく画力が安定していないことを痛感してしまいます。

ところで他の絵師さんはどんな描き方をしているんでしょうか。ネットで検索すると色々な描き方があるようですし、「デジ絵の文法」とか見るとこんな描き方もあるんだなぁと感心してしまいます。私の場合はちょっと変則的で体の輪郭から描けません。大体目から描きますが、耳や鼻から描いていることもあります。要は基準になる体のパーツをアタリにして体を描くというやり方。どうりでプロポーションが狂うわけです。


はじめての共同作業

はじめて、って訳ではありませんがこないだCGを共同制作。tongの下書きで私が清書。

catwhiskerは2人しかいませんが一応分業されています。tongがプログラムする人、私が絵を描く人、というように。しかし、2人ともクセのある人間なのでお互いの領分に足を突っ込むことがままあります。

例えばサイトの更新。一応tongの仕事ということになっていますが、私が勝手にいじって改造してしまうことが結構あります。このブログの立ち上げや管理に関しては結局私が全部やってしまいました。それに私はプログラムも少し打てるので、ゲームプログラミングについても口を挟みます。時々tongの組んだプログラムの欠陥を重箱の隅をつつく様に指摘したりするので、tongも非常に腹立たしい思いをしているのではないでしょうか。

逆にtongは私の絵に口を挟みます。私が絵を描くと赤ペン先生よろしく修正画を返してきます。それがまた実に的を得ていたりします。こないだは私がCGの構図に悩んでいたら頼みもしないのに勝手に下絵を描いて寄越してきました。それがまたこっちで散々悩んでいたものを吹っ飛ばすほどいい構図だったのです。正直、悔しいです。

ともかく始末が悪いほど知識と技術と批評眼を持つ2人。お互いそういう気の抜けない状況を作りながら、とはいえそれがいい緊張感となっていい作品に仕上げられるのではないかと自負しています。というかそうなるといいなぁ・・・。