2008年頃のラクガキです。マーチングバンドのバトンガールを拉致監禁して調教中ってところでしょうか?

マーチングバンドって元々は軍隊の士気高揚が目的なので、軍服をモチーフにしたユニフォームになるわけですが、女の子はミニスカートの下に白エナメルの編み上げブーツとか、どう見てもフェチいですよね。まあ士気高揚が目的なので煽情的なのは仕方ない。なんて書くとどこかの団体に非難されそう。

最近はルッキズムやホワイトウォッシュなど、外見だけを偏重する行為に対し風当たりが強くなりました。SDGsやポリティカルコレクトは良いことだと思うのですが、一部では正義の御旗のもとに粗探しをやり過ぎていて、何だか息苦しい気がします。

私が高校の頃、とある団体が「ミスコンは女性蔑視につながる」と主張していたことがニュースになっていました。それを聞いた男性教師は「見た目しか取り柄のない子もいるのに、その子らはどうやって生きていくんだ!」と反論。なるほど、過度に規制すれば歪みが生じ、その結果職を失う人も出てくるんだと気付かされました。

ゲーテの言葉に「光が多いところでは影が濃くなる (Wo viel Licht ist, ist starker Schatten) [1] 」とありますが、正義と称してすべてを白日の下にさらす行為はむしろ闇を深くする気がします。蔵出し41でも書きましたがエログロ規制は言論統制の始まり。キレイごとの裏にはたいてい陰謀が渦巻いているものです。

そういえば「もっと光を! (Mehr Licht ! )」はゲーテの最期の言葉と言われていますが、正確には「もっと光が入るよう、窓の鎧戸を開けてくれ」だったらしいですね。言葉の一部を切り取って、本人の意図と違うものに改変するって何かアレですよね。

…などと変な方向に話が飛びそうなので今日はこのくらいで。

  1. ゲーテ戯曲「鉄の手のゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン “Götz von Berlichingen mit der eisernen Hand”」 より引用
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