梅雨明けもしていないのに記録的猛暑になったりして、暑さがすこぶる苦手な私にとっては嫌な季節になりました。タブレットを汗で濡らしながら H.H.G を相変わらず遅々と進行中ですが、描いていると気になるのが季節感。
今回の H.H.G はストーリーが荒唐無稽なので絵の方でそれを補うためにリアリズムを追求しているところがあります。前にも書きましたが、大きなウソをつくには小さなウソの積み重ね。絵というのは三次元を無理やり平面にしてますから元から大ウソ。見る人を「こんなんあり得ないジャン」と興ざめさせないようにするためには画面上に色々と工夫が必要です。特に全体を通して一貫性のあるウソをつくことが最も重要ではないかと私は思います。
そのためにはまず服の統一。エロなので基本ハダカ絵が多いわけですが、ずっとハダカではストーリーが進行しないので服を着たシーンも数点あります。ですがシーンが変わる度に着ている服の季節感が違うと時間軸の整合が取れません。藤●不二雄キャラのようにいつも同じ服を着せていればラクなのですが、ストーリーには数日間の時間経過とご都合主義が含まれているためコートと半袖ワンピースが混在しています。誰がそんな設定をしたかというと私なのですが、そこはエロく見せたいので仕方ありません。
なので季節は時々寒くなることもある無難な5月に設定。でも季節感だけじゃなく服の嗜好や流行も統一感を出さないとなりません。冷静に読み返すと「そんなんありえへんわw」というファンタジーなのでゴスロリやプラグスーツみたいな奇抜な衣装やギャルゲのメインヒロイン定番「清楚な白のフリフリワンピース」もアリだとは思います。ですが私が描きたいのは見た目「ごく普通の子」。日常に近づけることによりプレイヤーに「もしかするとあり得るかも?」と思わせたいのです。こうしたヴァーチャルなロリ体験は現実世界で行えないフラストレーションを緩和するために必要不可欠なものだと思ったりうんぬん・・・
しかしこんなに暑いとやはり夏っぽい涼しげな服も着せたくなるわけで。日夜最近の子がどんな服を着ているか研究しつつ、シチュエーションに合った服選びに頭を悩ませています。って、そんなことで悩むから進みが遅くなるんだってば。