私たちがエロいものを作る理由は以前から書いていたかもしれませんが、自分たちが「欲しい」から。世の中にエロコンテンツは数あれど、自分の嗜好にドンピシャリなものが存在しないからです。エロゲーをプレイして「筋書きがもうちょいこうだったら」とか「この絵柄であの路線を」とかもどかしい気分にさせられた方も多いのではないでしょうか。私たちの場合、幸い嗜好が似通っている上に技術上の問題を補完し合えるパートナーを見つけられたので、夜な夜なチャットしながら自分たちの理想のゲームを作っていられるわけです。ある意味恵まれた環境かもしれません。
しかしいざ作るとなると技術的な解決が見つからない、実現させるために膨大な手間と時間がかかりすぎるなどの理由で妥協しなければならないことが沢山出てきます。さらに作ったものを売ってお金をもらおうと考えたら、自分が描きたいものだけ描くというわけにはいきません。モザイクもかけないとなりませんし、ましてや2人でやっていますから時には描きたくないものも描かざるを得ません。私は「ち●こなんか描きたくない」と何度か相方のTongに漏らしていますが、非情にも「それはない」と一蹴されてしまいます。
そんなわけで自分のためにと書いておきながら、結局は相方やプレイヤーを意識して完成度を高める努力をすることになります。しかしそればかり続くと今度は性衝動が薄れてくるんですよね。最近「苦行」のように背景ばかり描いてそれこそイ●ポになるかと思いましたが、こないだ菊穴を描いていたら元気になりました。ああ、やっぱり自分が抜ける絵を描いてナンボですね。