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ゲシュタルト崩壊との闘い

ずっと画面を注視していると、本当にそれが正しいかどうかわからなくなることってよくありますよね。しかし自分で描いたものはデッサン的に正しいとは限らないというか、いやむしろ狂っていることがほとんどなので、ずっと描き続けていると段々自分が信用できなくなります。

最近はトレス疑惑検証サイトが作られたりと、同人ですら描き手の手抜きを許さない風潮ですので資料丸写しなどもっての外。結局はオリジナルでパースを描かないとならない訳ですが、元々私は透視図が大の苦手。未だ人物との対比や縮尺で悩みます。線画でちゃんと描けたと思っても、色をつけると何かがおかしいことに気づいたりします。でもさらに困るのがどこがおかしいのかわからない時。ずっと見つめているとゲシュタルト崩壊が起こってさらにわからなくなります。

そんなときに便利なのが相方。チェックしてもらうと容赦なく間違いを的確に、内角をえぐるように指摘してくれます。頼みもしないのに赤ペン先生までしてくれるので「いい相方を持ったなぁ」と、布団をかぶって涙で枕を濡らします。

ああ、誰にも有無を言わさぬデッサン力が欲しいです…


リビドー不足

私は2ストのバイクのように、しばらく間を空けてしまうとなかなかエンジンがかかりません。何というかエロいギヤに入らないというか。というか馬鹿にならないと駄目なのかも。暇さえあれば妄想して下半身を膨らましている中学男子のように。


再起動

CG担当のmezzoです。本サイトも更新しておきましたが「コッペリウス」のペンディングの理由などについて。

コッペリウスとは本サイトでもずっと予告していましたが、マウスの動きでストーリーが進むというインタラクティブなゲームです。数年前から、というかサークル設立当初からの企画としてコッペリウスは進んでいました。いやむしろコッペリウスのためにサークルを立ち上げたと言ってもいいぐらい。2009年内のリリースに向けて絵コンテやフローチャートもほぼ完成し、かなりの枚数のCGも仕上げていました。

しかし、システムの根幹部分で思った以上に作業が難航し、そうこうしている内に昨年は2人とも多忙になってしまいました。tong氏も私も実は相当の年齢です。一応社会的・家庭的責任を優先せざるを得ないため作業が停滞してしまった、ということです。まあ言い訳ですけどね。2人ともモチベーションが下がったわけではないのですが、制作に専念できる余裕がなくなったために、苦渋の選択として一度ペンディングすることにしました。期待していただいた方、申し訳ありません。

ただしあくまでも一時中断であり、諦めた訳でも投げた訳でもありません。ある意味我々にとってのライフワークとして、中途半端なものは作りたくないという前向きなペンディングですので…って、ああ、もっと言い訳がましくなってきた…まあそういうことなのでご了承ください。

で、中途半端なものは…とか書いておきながらmezzoはただ今、新作を制作中です。コッペリウスよりかなりハードルを低くして、ショートストーリーつき画集(いわゆる紙芝居)となる予定。タイトルはまだ決めていませんが、大筋はすでに頭の中で完成。今、それをカタチにするべくテキストとCGを1人でシコシコと作っております。というかコッペリウスで発散できないリビドーをPCにこれでもかと叩きつけていますので、どうぞお楽しみに。