2005年前後のラクガキ。私にしては珍しく8頭身ぐらいあります。顔が某T塚男役出身女優みたい。
片足吊って浣腸って、わんわんスタイルより絵面的に良いですよね。吊られた方は逃げようにも縄が食い込んで痛いだけでなく、ガラスの管を挿し込まれグリセリンを注入されて辛いでしょうが。
でも緊縛師とか縄師と呼ばれるプロの方が縛ると、うまい具合に荷重を分散させて身体の負担が少ないようにするんだとか。いい感じに縛られて吊られてブラブラ揺すられると、Mの人は無重力気分で「縄酔い」という恍惚状態になるそうですよ。プロってしゅごい。
とはいえそんな名人芸に達するには結構大変。プロは緊縛用の縄を作るところから始めるんだそうですよ。麻縄を鍋で煮てアク抜きしたあと、乾燥させてケバ立ったところを丁寧に切ったり焼いたりして取り除き、馬油や蜜蝋などでなめしたりするんだとか。使用後も汗とか体液とか吸っているだろうからメンテも大変そう。
いざ縛るときも縄が骨に当たらないようにするとか、血行が悪くならないよう太い血管を締め付けないようにするとか人体に精通していないとならないし。ちょっと揺すったぐらいじゃズレたり緩まないように縛るのはもちろん、固結びではなく縄を解くときにスルッとほどけるように縛る技術も必要だし。さらにこれを左右対称にスピーディーにやらないとならないわけで。うん、靴ひもですら左右対称に結べない私にはムリ。
なので緊縛絵を描くとき、プロが見たら鼻で笑われるんじゃないかとビクビクしています。らめえ、見ちゃらめらのぉ。