グイグイと奥まで
もう自分の力では抜けないほど奥に

左のラクガキを描いていたら、妄想があれこれ膨らんじゃったので、リハビリがてらSSにしてみました。ていうか4千字超えちゃったので短編小説に入るのかな?

流血とかグロはないですが、女の子のお尻がそこそこひどい目に遭っているので、苦手な方は…ってそんな人はここに来ていないですね(笑)


Mechanischer Ileus

mezzo forte 

 茉美(まみ)が意識を取り戻すとそこは冷たい床の上だった。緑色の光沢のある広々とした床。周囲を見渡すと天井にはエンジ色の鉄骨の梁が張り巡らされているので、倉庫か工場のようだ。ただし荷物や機械がほとんどなく、がらんとしているところから空家らしい。照明は点いていなかったため薄暗かったが、窓から差し込む光の角度からするとまだ午後2~3時ぐらいのようだ。茉美は友だちとランチするため午前中に家を出たはずだが、そこから数時間の記憶が曖昧だった。

 起き上がろうと手をつくが、なぜか足が思うように動かせなかった。手は縛られていなかったが、足首には太い革のベルトが巻かれており、鉄棒が連結されて股が閉じれないようになっていた。キャミソールとニーソックスしか身に着けておらず、パンツは脱がされていた。思わず股間を手で隠そうとするも、首を絞めつけられるような感覚に気づき手をやった。足首と同様硬い革が巻かれていた。茉美は手探りで南京錠の冷たい感触を確かめると、自分で外せるものではないとすぐ理解した。首輪にはロープがつながれているようで、先ほどから「ウーン、バン」という音がする度に張力を感じた。どうやら何者かが機械を操作してロープを吊っているらしい。

「え、なに?」

「…立つんだ」

 低い声の方を向くと、サングラスに黒マスク、黒T、黒デニム、全身黒づくめの男がケーブルのついた黄色い箱を持って立っていた。その天井クレーンのリモコンを男が操作すると「ウーン」とモーターの作動音、離すと「バン」という電磁ブレーキ音がした。「ウーン、バン」という音が鳴るたびキリキリと首輪が締め上げられたため、茉美は首元のロープをたぐり寄せながら、閉じられないよう拘束された足で何とか「人」の字の格好で立ち上がった。

「やっ! だれかっ…」

 茉美は一瞬助けを呼ぶために大声を出そうとしたが、ぐっとこらえた。拘束するなら口も塞げばいいのに、そうしないのはここが誰の目にも止まらない場所にあるということだろう。むしろ大声を出してこの男を刺激すると、どんな目に遭うかわからない。茉美は唇を嚙んだ。

「賢い子だな」

 思っていたことを見透かされたようで、茉美は男をキッとにらんだ。男はクレーンのリモコンを離すと、工具箱を持ってきて、茉美の背後にドサッと置いた。

「なに、じっとしていればすぐ終わるさ」

 男はそこから歯磨き粉のチューブのようなものを取り出すと、半透明のジェルを絞り出し、茉美の後ろの割れ目に塗り始めた。

「うっ、やだぁっ…」

 茉美は手で男を払い除けようと抵抗。男は再びクレーンの「上」スイッチを押して茉美を首吊り状態にした。

「かはっ! ごほっ、ごほっ」

 茉美が首輪に手をかけると、男は「下」スイッチを押して首のロープを緩めた。抵抗できないと悟ると、茉美は腕を胸の前にして、空気を掻きむしるような仕草で肛門を這う男の指の感触に耐えた。

「うう、やだよぉ…」

 男は割れ目に沿って指を前後に滑らせたり、小さな尻を撫で回したり、指で広げてチューブを肛門に押し付けて注入したりするなどして、念入りにジェルを塗りまくった。茉美はやり場のない腕を硬直させて、閉じられない太ももを内股にして震わせながら嗚咽を漏らした。男がわざと手と口を拘束しなかったのは、茉美の反応を愉しむためだった。

「んう…くっ…んんっ…」

 茉美は反応するたび男の鼻息が荒くなるのを聞き、自分の声が男を悦ばせていることに気がついた。悔しくなって目をつむり、手をグーの形にして口を覆い、必死に声を押し殺した。せめてもの抵抗だった。しかし男もそれに気づいたのか、ぬるりと肛門に中指を突っ込んだ。

「…んああっ?!」

 下半身に初めて異物が侵入するおぞましい感触。茉美は背中をのけ反らせた。こらえていた涙が溢れ頬を伝った。

「あああああああ…」

 男はさらに指をくの字に曲げたり、人差し指、薬指も追加しながら茉美の粘膜を蹂躙した。茉美は最初こそ恐怖と苦痛にあえいでいたが、次第に荒い呼吸は嬌声に変わっていった。体の芯から何か熱いものがこみ上げてきたのに戸惑い始めながらも、前のふっくらとしたスリットから透明の蜜を滴らせていた。

「んっ…んっ…ああん…ふっ、ふん…」

 茉美の肛門がふっくらとピンク色に仕上がったところで男は指を抜いた。

「あはぁん! はぁ…はぁ…」

 茉美は足を痙攣させた後、力なくうなだれた。すると吊られた首が締め付けられる格好になったため、首輪に手をかけ、肩で大きく息をした。こんな酷いことをされておきながら、一瞬でも快感を覚えてしまった自分に恥ずかしくなった。床に様々な液体がポタポタと落ちた。

「うっ…ううっ…」

 男は工具箱から棒状の物を取り出して、見せつけるように茉美のふくらみかけの胸へ押し当てた。それはイカの足のようなフォルムで、黒々とした光沢を帯び、自重で反るほどの柔らかい素材でできているようだ。長さは40センチ以上。先は小指ほどの太さだが、根元の方にくると5センチほどのコブがあり、一度くびれてから底面はメダル状に平らになっていた。茉美はそれが何に使うものかはわからなかったが、その黒い触手の先で股間を撫でられると、何をされるか瞬時に悟った。

「やだやだやだやだ! やめてやめてぇっ!」

 必死に腕を振って抵抗するが、男がクレーンを操作して首を吊ると、茉美は苦しさのあまり両手で首輪を押さえ直した。その隙に触手型のアナルプラグは茉美の肛門に抵抗もなくぬるりと侵入した。

「ひぐうっ!」

 男は数センチを入れては出すの抽送を繰り返し、少しずつ拡張を愉しんだ。先ほどの肛門への愛撫のせいか、茉美もピストンの動きに呼吸を合わせてきた。

「…ん…ん…んっ…んふぅん」

 しかし茉美のほころび始めた快楽は最初の10センチまで。そこから先アナルプラグはどんどん太さを増していく。男はチューブを絞ってアナルプラグにジェルを塗りたくり、さらに奥へと押し込めた。15センチを超えそうな辺りで腸を突き破られそうな激痛が走り、茉美は背中をのけ反らせた。

「んぎっ!」

 S状結腸だ。男はアナルプラグを左右に振ったり捻ったりしながら、さらに奥へ奥へと挿入を試みる。

「いたいいたいいたいっ!」

 時間をかけてピストンを繰り返すと、やがてぬるんとした感触で先が通過した。茉美の視野に星が散り、前の口から透明な液が数滴飛んでニーソックスに染みを作った。

「んはあぁん! は…はあ、はあ、はあ… 」

 肛門はすでに3センチほど拡げられて真っ赤に盛り上がっていた。茉美はよだれを垂らし、目をうつろにしていた。成人女性ですらほとんど経験することのない、無理やりこじ開けられた痛みと快楽がないまぜになっているようだ。男は工具箱から注射器を取り出すと、手慣れた手つきでぷっくりと腫れた肛門に突き刺した。茉美に気づかれないまま3、4箇所に注入を終えると、男は注射器を捨てて茉美の足首につながれた金属製の棒を足で蹴った。

「きゃっ!」

 茉美は体のバランスを崩すと目を見開き、とっさにロープの方に手を伸ばした。首吊りは防げたが、一瞬喉を締め付けられたので咳込んだ。

「けっ、こほっ!」

 S状結腸に咥えこまれたアナルプラグが、しばらく尻尾のように左右に揺れた。かろうじて足は椅子に座るような状態で地面に着いているが、体重の大半は茉美の細い腕で支えられていた。男はクレーンを操作して、アナルプラグの底が床に着くまでの位置に調整した。

「ああああ、やだぁっ、やだやだっ!」

 茉美はロープを手繰り直そうとするも、ずるずると奥へと侵入するものを防ぎ切れなかった。打たれた薬のせいかすでに肛門の感覚はなかったが、お腹のあり得ない所に異物がぬるぬると侵入していくのは感じていた。アナルプラグが胸に押し付けられたとき、長さが股間から胸まであったのを思い出して茉美はゾッとした。

「上げてっ、上げてっ! もうむりだからぁっ! やだやだやだぁっ!!」

 すでにアナルプラグの3分の2が入り、茉美は左下腹部に突かれるような痛みを感じていた。腕も足もプルプルと震え、もう体重を支えるには限界だった。

「しんじゃうっ! しんじゃうよぉっ!!」

 男がアナルプラグをつかんでねじり、腸壁を突いていた抵抗を逃がした。するとアナルプラグは茉美のさらに奥へと飲み込まれた。

「ひあっ!」

 茉美は痛みから解放されたことに油断してロープを離した。「ぶじゅん」と鈍い音が腹に響くと、茉美の尻はベッタリと床に着いていた。

「あ…」

 茉美の股間から尿がほとばしった。下行結腸まで埋め込まれた異物で圧迫され、尿はあり得ない方向へ四散した。ひとしきり放出すると、茉美はそのまま意識を失った。

 

「…ん」

 横から差し込むオレンジ色の光で茉美は再び意識を取り戻した。どうやら夕刻らしい。周囲を見回すと先ほどの男の姿はなかった。服は元通りに着ていたし、足にも首にもあの忌まわしい金具はなく、悪夢のような行為の痕跡は残されていなかった。

「…んんっ?」

 しかし茉美はすぐに夢でないと気づいた。履いているニーソックスは所々濡れて汚れていたし、何よりも下腹部にずっしり重くのしかかる違和感があった。そっとお尻に手を伸ばし、パンツの中を確かめると直径5センチ、厚さ5ミリほどのメダル状のものが後ろの割れ目にしっかりと食い込んでいた。

「ひいっ!」

 茉美は慌ててパンツを脱ぎ、体勢を変えながらその異物を取り除こうと引っ張った。だが爪がかからず、指も滑るばかりでメダルはびくともしなかった。上体を起こし、足を広げてしゃがんでいきむも肛門がミリミリと盛り上がるだけ。体の奥深い所まで埋め込まれたそれは腸蠕動を妨害し、わずかなガスの排出すら許さなかった。

「んーっ! ふんっ! んふうぅん!!」

 茉美の額からの脂汗が、目じりから溢れる大粒の涙が、食いしばった口からの唾液が床にぼたぼたと滴った。数分もせずに茉美は膝を落とし、両手で顔を覆いながら泣いた。

「なんでっ…ううっ…ひぐっ! いやぁっ、いやあああああぁ…」

 一生抜けずにこのままなのか、抜き取ってもらうにしても親や警察、病院などにどう説明したらいいのか。絶え間なく下腹部を苛む鈍痛のせいで、茉美は最悪な状況しか想像できなかった。しかし肛門に打たれた筋弛緩剤が切れるとき、本当の最悪が始まるのをまだ茉美は知る由もなかった…

<了>


…とまあアナル上級者ならともかく、こんなんいきなりやったら最悪大腸穿孔で●ぬと思いますので、ファンタジーってことで…まあ、こんな感じのが好きな方は以下どうぞ(^^)/


なおタイトルの Mechanischer Ileus(メヒャーニシャ・イレウス)【独・医】とは、機械性イレウス(腸閉塞のうち、腸内が便塊や異物、腫瘍その他によって物理的に閉塞している病状)のこと。よく知らんけど。