前回のあらすじ

目が覚めると、満天の星空だった。
さわやかな風、なのにかすかにオゾンの香りがした。
そう言えばマイヤヒってあったね。今どうしているんだろう、そんな取り留めの無いことに思いを巡らせている場合ではない事に気づいた私。声を殺してすすり泣く・・・

さてクリックアドベンチャーを現代的にしたいと言うことなのですが具体的にどの様な形で「現代的に」するのでしょうか。

そのヒントは「インタラクティブ」と言う言葉にあります。
インタラクティブとは一般的に「双方向性」と訳されますがとどのつまりは「操作に対して反応が返ってくる」と言うことに成ります。

クリックアドベンチャーの場合は「クリックと言う操作に対して絵とテキストによって反応が返る」と言うことに成ります。
当方がクリックアドベンチャーエロゲをやった当時はマウス=ポインティングデバイスで機能も「ポイントする、クリックする」等のごく限定されたものでした。

しかし現代ではその入力の幅も広がり「ドラッグする、軌跡を描く」と言ったことも取得可能になっています。(本来であればマルチタッチ等も取り上げるべきなのでしょうが、PCにおいてはまだ一般的とは言えないと思います)また反応の方も、テキストや静止画だけでなく動画、音声も取り扱えるようになっています。

そのような広がった表現の幅をクリックアドベンチャーにフィーチャーしてみたい、そう考えてしまうのはプログラマとして無理も無いことだと思うのです。