今回も2015年の蔵出し。珍しく4人(手だけの子も入れると5人)も描いています。前回とは違い、闇堕ちしていない子が男に強制されて友だちに浣腸の図。もう色々開発されて体は元に戻れないんですが、心はまだ正気を保っている感じ。
こういうシチュエーションは結構思いつくんですが、いざ形にしようとすると難しいです。少女の心の葛藤とか大好物なんですが、実際経験しているわけではないので、脳みそコネコネして妄想しなければなりません。
でもフィクションだからこそ面白いんですよね。江戸川乱歩の自伝に「自分は小説で何人も殺しているが、実際は虫も殺せない小心者」的なことが書いてありました(本が手元にないのでうろ覚え)。「事実は小説より奇なり」と言いますが、小説などはあり得ないご都合主義をリアルに書くから面白いのであって、リアルの話は単純すぎたり奇抜すぎたりして感情移入しにくかったりします。
でも、ご都合主義の妄想を時々実践しちゃう人がいるせいで、エログロのジャンルはどうしても批判されがち。私の作品がもし性犯罪者のPCで見つかるとすごく叩かれそう。一線超えちゃう人は恐らく最初からサイコパスなだけ。作品を愉しんでいるほとんどの方はフィクションと区別できる変態紳士だと思うんですが。とはいえ最近は世論が二元論化されやすく、善か悪かでいうと悪になっちゃうので、そのうちここも規制されても仕方ないかもしれません。
でもでも、エログロの表現規制って大体、国がキナ臭い時に厳しくなるらしいですよ。乱歩も戦中に憲兵に連行されて小説が発禁になったし。「青少年に悪影響」とかもっともらしい理由をつけて世論を操作したがるのは、裏に言論統制の目的があったりするので覚えておくといいですよ。
そういえば手塚治虫先生のマンガって、教育委員会推薦的に見られるフシがありますが、本質は結構エログロですよね。私もドン・ドラキュラとかで性癖くすぐられて足を踏み外した気がするし…