カテゴリー: 制作日誌

思案中

昨夜は相方のtong氏とチャットで制作中のソフトについて打ち合わせ。実を言うとtong氏とmezzoは直線距離でも500km以上離れたところに住んでいたりします。制作に関するコミュニケーションのほとんどはこのようにチャットで行っています。今度久々に顔を合わすことになっていますが、それでやっと2回目。ほとんどネットだけの関係と言えるでしょう。

ただし同人を一緒にやると決めてからの数年間、このチャットで下手すると家族とコミュニケーション取るよりも長い時間を費やしています。お互い家族にも言えない性癖とか、不満や批判もハッキリ言うので同人パートナー以上の関係と言えるんじゃないでしょうか、たぶん。

とはいえチャットの内容は同人の打ち合わせより「老眼始まった」とかそんな他愛のない話が多かったりします。お互い色々とプライベートなことで愚痴ったり、宅配便で色んなものを送りつけたりもしていますが、その辺は割愛して、今回の主な議題だった「髪型とタイトル」について内容をちょっとだけ紹介。

今回作ってるものに関してはストーリー全体が天から降ってきたというか、地獄から悪魔が囁いたものを一気に書き起こしているので、それ以外のキャラ設定とかかなりいい加減。作品タイトルはおろか髪型すらちゃんと決まっていませんでした。前回アップしたキャラ表を見直したところ、どうも没個性的。その辺をtong氏に相談したわけです。

tong「キャラクターはどんな性格ですか?」
mezzo「不思議ちゃん系です。天然」
tong「じゃあ天然パーマで」
mezzo「そのまんまやんけ」

この前後でも戸川純とかそっちの方に話が飛んだりしたのですが、要約するとそんなやりとり。こんな感じのふわふわ系のヘアースタイルに落ち着きました。

でもタイトルについては結局決まらず、未だ2人で思案中。今回は軽いテイストで作るつもりなのですが、2人が考えるタイトルがどうにも重い。「オタク」という言葉が生まれる昔に「ネクラ」と呼ばれた世代なので、まあ困ったものです。


再起動

CG担当のmezzoです。本サイトも更新しておきましたが「コッペリウス」のペンディングの理由などについて。

コッペリウスとは本サイトでもずっと予告していましたが、マウスの動きでストーリーが進むというインタラクティブなゲームです。数年前から、というかサークル設立当初からの企画としてコッペリウスは進んでいました。いやむしろコッペリウスのためにサークルを立ち上げたと言ってもいいぐらい。2009年内のリリースに向けて絵コンテやフローチャートもほぼ完成し、かなりの枚数のCGも仕上げていました。

しかし、システムの根幹部分で思った以上に作業が難航し、そうこうしている内に昨年は2人とも多忙になってしまいました。tong氏も私も実は相当の年齢です。一応社会的・家庭的責任を優先せざるを得ないため作業が停滞してしまった、ということです。まあ言い訳ですけどね。2人ともモチベーションが下がったわけではないのですが、制作に専念できる余裕がなくなったために、苦渋の選択として一度ペンディングすることにしました。期待していただいた方、申し訳ありません。

ただしあくまでも一時中断であり、諦めた訳でも投げた訳でもありません。ある意味我々にとってのライフワークとして、中途半端なものは作りたくないという前向きなペンディングですので…って、ああ、もっと言い訳がましくなってきた…まあそういうことなのでご了承ください。

で、中途半端なものは…とか書いておきながらmezzoはただ今、新作を制作中です。コッペリウスよりかなりハードルを低くして、ショートストーリーつき画集(いわゆる紙芝居)となる予定。タイトルはまだ決めていませんが、大筋はすでに頭の中で完成。今、それをカタチにするべくテキストとCGを1人でシコシコと作っております。というかコッペリウスで発散できないリビドーをPCにこれでもかと叩きつけていますので、どうぞお楽しみに。