前回のあらすじ

人を好きになるのに理由は要らないと言う宇宙人の言葉で自分の気持ちに気づいたtong。
制止の言葉を振り切って走り出したもののどこをどう迷ったか、気が付くとそこは新宿駅。
塩尻までの切符を買うとあずさ5号に飛び乗る。一人傷心の旅にでるのであった・・・

さて、ストーリー的な構成で大きく影響を受けたゲームは「DOの虜」なのですが、他にも影響を受けたゲームがあります。
それは、いわゆる「クリックアドベンチャー」と呼ばれるゲームです。

クリックアドベンチャーとは現在で言うところの「脱出ゲーム方式」のエロゲで、クリックするポイントを探して話を進めてゆくという形式のゲームで、女の子と関係ない床なんかをクリックしたりすると「床なんか舐めて面白いの?」とか叱られたりパンツをクリックしたりすると感じてくれたりするような「反応が返ってくる」進め方のゲームで、現在主流の吉里吉里等の紙芝居方式が普及する以前はよく使われていた方式でした。

しかし現在この方式のエロゲはほとんど作られる事はありません。
理由は様々考えられますが、「抜くのには極力操作が簡単な方がよい」と言う事かもしれませんし、あるいは多機能でフリーなスクリプトエンジンの登場が原因だったのかもしれません。

実は当方は現在主流の紙芝居方式をゲームと言うには抵抗があります。当方的には「簡単な分岐の有るショートノベル」にしか見えないのです。(決して 面白く ないとか抜けないとかそう言う事ではありません。あくまでゲームとして分類することに抵抗があるということです。)

当方はゲームと言うのであれば最低限クリックアドベンチャー程度に「反応を返してくる」インタラクティブ性が必要だと考えており、そしてこのクリックアドベンチャーを現代的に作り直してみたいと思っているのです。