月: 2010年5月

青い鳥はあなたの近くにいるのです。(あるいは入力判定の方法を考えてみる)

FlashPlayerでのマウス入力の判別は当方も研究中で「これが最適」と言うのが見つかっていないのが現状です。(もっと便利な方法があるのだよと言う方が居れば教えて頂きたいです。)
研究中とは言え一応「この方法を採用する」と言うのが見つかっては居るのですが、それを説明する前に「そこに至る逡巡」を説明してみたいと思います。


サークル名の由来

今回はcatwhisker(キャットウィスカー)という名前の由来について。

tongとmezzoの共通項として猫好きというのもありますが、命名自体はこのサークルがtongとの2人体制になる前から私がしていたと思います。mezzoは家でも多頭飼いしているほどの猫好きですので、猫にまつわる名前にしたいと辞書を引きまくった覚えがあります。

直訳すると「猫ヒゲ」となりますが、英和辞典によるともう2つ意味があります。1つは草花の名称、もう1つは電圧計などのメーターの針のこと。cat’s whiskerと2語に分ける方が一般的なようですが、名前として1語でスッキリさせるためにくっつけました。

植物の方は猫のヒゲ状に細長い花をつける和名「ネコノヒゲ」ですが、こっちはサークル名とは関係ありません。後者のメーター内で左右にビュンビュン触れる細い針の方。こっちが実を言うとアレとかけてます。ウチの作品で針を振り切るぐらい感じてビュンビュンしてくれればなぁ、という願いというか希望というか野望というか、そんなものを織り込んでいるわけです。絵で想像するとアレですが。

あと本来の意味である「猫のヒゲ」は猫にとってセンサーのような役割を持っているとのこと。ヒゲの両端の幅が体の幅と一致しているため、狭い場所を通過する際の物差しになっているそうです。それに片方だけ切り落とすと何故かバランスを失ってフラフラするとか。意外に重要な器官らしいです。

そんなところからニッチなニーズに敏感に反応しつつ、我々の身の丈に合った物を作り続けるという意味を持たせようかとも思いましたが、思いっきり後付けです。


流れ行く刻(とき)の彼方に(第六回)

前回のあらすじ

制度疲労と限界が見えてきた相対性理論のブレイクスルーを求めて、ようやく宇宙の中心にたどり着いた私
しかし、待っていたものはブレイクスルーではなく本当の破壊だった。
「ははっ、これから始まるのが本当の破壊の始まりの始まりの終わりの始まりなのだよ」と●三つで描けるキャラ似の宇宙大魔王。
慇懃な侮蔑交じりの言葉に、拳を握り締める私なのであった・・・


パースの描き方

3Dソフトなんて持っていませんので、背景パースは基本的にほとんどフォトショ上で手描きします。元になる写真や下書きをフォトショ上に持ってきたら、ラインツールで線をなぞり、交差した点にガイドを引いて消失点を取ります。3点透視ともなると消失点が遠くにないと傾斜がきつくなりますので、画像の10倍以上外にガイドを引くことも。十字に交差させたガイドの消失点から「ガイドにスナップ」させてラインツールで線を引っ張り、パース線を描画。あとは上から別レイヤーでラインに合わせて背景をひたすら描きます。床などはタイルカーペットの格子柄を別に作って、レイヤーに貼り付けたら変形ツールの「遠近法」でパースに合わせて変形をかけます。

観察者の目の高さが地平線になるので、地平線を基準に観察者との身長差を勘案してキャラクターを画面上に配置。小物や家具などの寸法はキャラを基準に目見当で合わせます。厳密に見るとパースは狂っていると思います、というか効率悪いです。

大体描けたらあとは白や黒のグラデーションを半透明にかぶせたり、クイックマスクでグラデーションのマスクを作り、遠景の彩度やコントラストをいじって「空気遠近法」でごまかします。

ちなみにこの絵は参考写真などはなく、真っ白な紙にフリーハンドで描いた下書きからフォトショ上でパースを起こしました。今回は妙に3点透視が多くて自分の首絞めてます。


新作タイトル

さて、mezzoの方の記事にもありました鋭意製作中のイラスト集のタイトルですが、色々候補が上がっておりました。
特に今回は前作の「乙牝の祈り」ほど暗くないと言うのが先に決まったので、「暗くないタイトル」にする必要がありました。
ところが、頭に浮かぶタイトルが暗いんですよね。一例を挙げると・・・

歪褻遊戯(わいせつゆうぎ)
肛悦玩具(こうえつおもちゃ)
肛悦遊戯(こうえつゆうぎ)
汚辱願望(おじょくがんぼう)

等々、どうしても四文字熟語で陰鬱な物しか出てこない。
無理やり明るめなのを考えると今度は・・・・

性玩具の日常(おもちゃのにちじょう)
性玩具の毎日(おもちゃのまいにち)
性玩具であそぼう(おもちゃであそぼう)

なんだか良く分からないものになってくる。
そんなこんなが有りまして長らく「タイトル未定」となっていましたが、タイトルを公表できる事が出来て嬉しく思っております。

さて、件の新作タイトルですが・・・