月: 2010年6月

ラクガキ

打ち合わせ中のラクガキ。近所を歩いていたら女子高生の靴下が目に焼きついたので。

しぃちゃんのWebnoteは絵描きには重いけど、サーバーでJavaを動かす必要もないFlashベースなので設置もカンタン。ビジュアル的な打ち合わせに便利です。校正のための画像アップロード機能とかつけて独自のカスタマイズをして使っています。

でも配布元のサイトがなくなってますね。


奇跡のユニット

catwhiskerはtongとmezzoによる2名体制のサークルですが、本サイトのプロフィールにもあるように奇跡のユニットです(と、自ら言うのもなんですけど)。

数年前に某所のチャットで出会い、tongの作ったFlashコンテンツに私が興味を持ち、そこから共同制作を始めたのがこのサークルの原点。チャットやメールでやり取りをしながら制作を進めているうち何かピンと来たのか、互いの嗜好をカミングアウトし始めるようになりました。話がだんだん深いところにまで及ぶと、2人とも他人から理解されない特殊な嗜好というか性癖を持っている上、その共通項が非常に多いという「奇跡的な一致」に気づくことになります。そして耐えかねて作ってしまったのがこのサークルなのです。

またそれだけでなく、もう一つ奇跡的なのは互いに足りないものを補完し合える点。自分たちが十数年と思い描いていながら技術上実現できなかったことが、共同作業によって軽くハードルを越えてしまうことが出来てしまったのです。とはいえ単なる依存関係にないところもまた凄いところ(だから自ら略)。2人とも他人にも自分にも厳しい人なので、ハッキリものを言う上に相手に求めるスキルが半端ないのです。ですが2人ともスキル上でクロスオーバーしている部分も多いので、もし他の人だったら理解させるのに小一時間かかるところを2、3言で済ませられます。私もときどき打ち合わせをしていて「何でこれで通じんだよ」「テレパシーか?」と思うことが多々ありますが、恐らくtongも同じようなことを思っているでしょう。

吾妻ひでお風

さらに奇跡的なことはお互い「中年」であるというタイミング。たびたび自分で言うのも何ですが2人とも我が強く、頑固な上に偏屈で理屈っぽい。今でも納得できないことについては、時としてチャット上でナイフを振り回すような激論を交わすときがあります。ですがその場合でも人間が円くなったおかげで辛うじて均衡を保てるわけです。もし我々が二十代の頃に組んでいたら数ヶ月もしないうちに「方向性の不一致」でケンカになって解散していたでしょう。

何にせよ出会ったきっかけやタイミング、その他もろもろを含めても奇跡としかいいようのないユニット(略)。近い将来、エロゲの歴史を塗り替える奇跡の作品が生まれるんじゃないかと思っていたりします…と、どんだけ自画自賛するんでしょうか(笑)。どうも手前味噌ですみません。


萌えとリアリズムの狭間に

はっきり言うと私の絵は萌え要素がないと自覚しています。うっかりすると「フランドル絵画」と評されてしまう程のリアル志向の絵に傾いてしまう訳ですが、自分では萌え萌えキュンキュンするような絵を描こうと思って試行錯誤していたりします。

でも譲れない部分もかなりあります。その中でも特にこだわるのは質感。「ぷにっ」とか「ぬるっ」とか「ぬちゃっ」とかの擬音が聞こえてきそうな、画面に手を突っ込んだら触れるような、その場の空気の温度や湿度、体温や臭いを感じられるような、そんなリアリティだけは崩したくないと考えています。というかそこが私のできる精一杯じゃないかと思いますので。