はっきり言うと私の絵は萌え要素がないと自覚しています。うっかりすると「フランドル絵画」と評されてしまう程のリアル志向の絵に傾いてしまう訳ですが、自分では萌え萌えキュンキュンするような絵を描こうと思って試行錯誤していたりします。

でも譲れない部分もかなりあります。その中でも特にこだわるのは質感。「ぷにっ」とか「ぬるっ」とか「ぬちゃっ」とかの擬音が聞こえてきそうな、画面に手を突っ込んだら触れるような、その場の空気の温度や湿度、体温や臭いを感じられるような、そんなリアリティだけは崩したくないと考えています。というかそこが私のできる精一杯じゃないかと思いますので。